ダブルベアリング
DUNCANベアリングは、DifやXに比べると小さいサイズのベアリングを採用しています。
径が小さいサイズのベアリングでは、振り下ろした時に大径ベアリングに比べて強い回転力を得ることが出来ます。
これは非常に有利です。
しかし・・・。
径が小さいと幅も狭くなってしまいます。
V3
ジャーン!
ダブルベアリングです。
カバーを取り外し脱脂したベアリングを2つ用意しました。
スペーサーは、MetalZero標準のスペーサーではなく、パーツキットに入っている比較的薄い物を使用しました。
リターンシステムは、片方をDifPadにしています。
Difのベアリングサイズに合うように作られたDifPadなので、MetalZeroに使用すると内側に隙間ができます。
この隙間は重要です。
この隙間がないと引き戻しで戻ってきますが、この隙間があると軽いバインド仕様になります。
完全にすり減ったフリクションステッカーでもバインド仕様になります。好みに応じてアレコレ試してみてください。
そして、組み付けです。
どうですか?
非常に幅広のベアリングと同じ効果があります。
しかも!
スペーサーの様に詰まっていません。いわゆる肉抜き状態です。
中心が軽くなって理想的なリムウェイト構造に近づきます。
単純に分厚いスペーサーを使うよりダブルベアリング+薄いスペーサーの方が重量配分は理想的です。
そして!
ダブルベアリングにする事により、ベアリング中央に溝ができます。
わずかな溝ですが、良い仕事をしてくれます!
ストリングが中央に寄るのです。
1.幅広
2.重量配分
3.中央ストリング
3つの効果を得ることが出来ます。素晴らしい・・・・
これがダブルベアリングのギャップです。
中央の軸ネジに長い物を使用すればもっとギャップを広げることが出来ます。
最後に
今回の改造は、リターンシステムとダブルベアリングの相性がイマイチでした。ダブルベアリング化で幅広ギャップは達成できたのですが、リターンシステムが決まらないので全体的なフィーリングは思ったより良くありませんでした。
う〜ん。ちょっと残念です。(>_<)