バインドワインダー
ワインダー(糸巻き)は、はじめに覚えたいトリックです。普通のヨーヨー(引き戻し仕様)では、比較的簡単にワインダーができるようになります。
わたしは三日くらいかかりました。
ご来店いただいた小学生の男の子にワインダーを教えたところ、5分でできるようになりました。
ワインダーを覚えると、トリックに失敗してもすぐに再チャレンジできます。
ワインダーを覚えると、失敗が怖くありません。時間のかかる糸巻きから解放されます。トリックの練習に専念できます。
ワインダーを覚えると・・・世界が広がるのです!
ところが、アルミヨーなどのバインド仕様のヨーヨーでは、単純なワインダーが使えません。
引き戻しができないのでストリングがスカるのです。
ではどうするか?
バインドからワインダーすれば良いのです。
バインドがキチンと身に付けば、バインドからワインダーが比較的簡単にできます。
多少テクニックが必要ですが、バインドさえしっかり習得できていれば、それほど難しいわけではありません。
是非、挑戦してください。
それでは、次の動画をご覧下さい。
まず持ち方から、説明します。
動画の様に深くヨーヨーを持ってください。
ポイントは、親指です。
親指でヨーヨーを回転させます。
できるだけ長く親指を使いたいので深く深くヨーヨーを持ちます。
そうするとストリングが邪魔になりますが、動画の様に持って気にしない様にしましょう。
人差し指と中指の二本でヨーヨーを回転させるとストリングが気になりませんが、指の長さが異なるのでヨーヨーがブレやすいです。
そしてヨーヨーの形状によっては難しいです。FH Zero等は良いのですが、Xcalibur等のストレートバタフライ形状だと難しく感じます。
しかし、上手くやれば指二本かけでもキレイに回せるので好みで決めて下さい。
お薦めは、ヨーヨーの形状に左右されない親指です。
次のポイントは、回転です。
まっすぐ回転させて下さい。
ヨーヨーがブレていると難しいです。手で回転させますので、多少のブレは構いませんが、ヨーヨーの形状が分からなくなるくらいのブレブレでは失敗すると思います。
まっすぐブレ無く回転させて下さい。
そして!回転方向に注意して下さい。大切なポイントです。
普通にスローする時と回転が逆方向です。
フォアードパスと同じ回転になります。
この回転方向では、バインドも逆方向から行います。
バインドと今回のワインダーとで形が異なることに注意して下さい。
スロー→バインドと反対の形です。
回転が弱いので左手のストリングをできるだけ長くします。
そして普通にバインドすれば良いのですが、回転が弱いので注意がいくつか有ります。
速度をヨーヨーの回転と同じか少し速いくらいにして下さい。
ヨーヨーの回転が弱いので、ゆっくりやるとヨーヨーの回転がどんどん遅くなって行きます。
ヨーヨーの回転と同じ速度でやればヨーヨーの回転は、遅くなりません。
ヨーヨーの回転と少し速い速度でバインドしてやれば、回転が加速して行きます!
あまりあせってヨーヨーの回転より速すぎるバインドを行うと、今度はスカってバインドに失敗します。
ですから、ヨーヨーの回転より少し速いバインドを行って下さい。
そうするとヨーヨーの回転が段々速くなってきますので、バインドもそれに合わせて徐々にスピードアップして下さい。
ヨーヨーにエネルギーを載せる様な、ヨーヨーを漕ぐ様なそんな気分です。
ここでも、バインドの基本、左手でストリングをつまんで滑らせない!は、確実に守って下さい。
これが要です。
バインドが終わって、いよいよワインダーになります。
どんなにがんばってもバインドでは、ストリングの半分しか巻き取れません。
残り半分はワインダーで巻き取ります。
この時、ヨーヨーを引かない事が重要です。
ヨーヨーの回転が弱いのでストリングを引いてしまうと、ヨーヨーの回転が止まってしまいます。
ですから、ヨーヨーに右手を近づけて下さい。
この注意は、引き戻しヨーヨーのワインダーと同じ考えです。
ヨーヨーが戻ってくるのではなく、右手をヨーヨーに近づけてやるのです。
それでも、やはり巻き取りは弱いです。
ですから、ワインダー後のスローはややスカリ気味です。
もう一度、スロー→バインドでしっかり巻き取って下さい。
まとめ
- ヨーヨーを回転させる時は、まっすぐブレ無く回転させて下さい。
- バインドの形は、スロー→バインド時の逆です。
- ヨーヨーに回転を与えるイメージでヨーヨーの回転よりやや速めでバインドして下さい。
- バインド中は、左手でストリングをつまんで下さい。滑らせては駄目です。超重要
- バインドが終わり左手を放したら、右手をヨーヨーに近づけてやります。右手を引いては駄目!
バインド単独と違い、テクニックが必要です。
練習あるのみです。
最後に
バインドからのワインダーができる様になると、あの憂鬱な糸巻き作業から解放されます。これは素晴らしいことです。
動画で使っているアルミヨーは、鏡面仕上げしたBare Bonesです。
Difpadは1枚しか貼っていません。(なぜなら作業の都合上、1枚剥がしたからです。)
それでも、こんなにしっかり戻ってきます。
今まで二の足を踏んでいたアルミヨーが自分の物になりますよ!
○ バインドの説明
○ バインド
○ バインドの誤解
○ バインド→ワインダー