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postheadericon ブレーキパッド交換

ヨーヨーの戻りを良くする部品、ブレーキパッドの交換方法を紹介します。
ブレーキパッドリターンシステムは、コルクで出来たスターバーストと考えることが出来ます。固定軸のクラシックヨーヨーや、ダンカン以外のヨーヨーの多くはスターバーストリターンを採用しています。通常スターバーストは、本体と一体成形されています。このため、スターバーストが摩耗するとそのヨーヨーの寿命が尽きた事を意味します。一方、プロヨータイプに採用されているブレーキパッドは、摩耗しても交換できるのでヨーヨー本体はいつまでも大切に使い続けることが出来ます。

今回は、プロファイヤーを使って交換を説明します。
このヨーヨーはトランザクセルを採用しています。何度もトランザクセルに油を差しているとはみ出した油がブレーキパッドに吸収され段々と戻りが悪くなってきます。まだまだ戻るのですが、だいぶ黒くなってきたので思い切って交換しました。

コルクがボロボロでした(T_T)


あまりにもプロファイヤーをこき使ったせいか?ブレーキパッドが上手く剥がれず、ボロボロに砕けて外れてしまいました。
こうなると粘着部分がヨーヨー本体に残ってしまい、このままでは新しいブレーキパッドを張ることが出来ません。(?_?)

もっとも、簡単に剥がれると書くことがほとんど無いので丁度良かったと言えば丁度yかったのですが・・・(^_^;

この粘着部分をどうやって剥がすか・・・?
あれこれ考えました。
まずボールベアリングメンテナンスで紹介したパーツクリーナーを使ってみました。
これはダメ!全然剥がれない上に、ヨーヨーボディー本体が薄ら解けてしまったようです。大失敗!

それでも薬品に頼る



パーツクリーナーは強すぎるので燃料用アルコールを用意しました。薬局に売ってます。
アルコールならプラスチックを簡単に溶かしません。何時間も漬け込むと溶けるかも知れませんので注意してください。(自信無しです。)
アルコールを使うときは、ヨーヨーのパッケージが便利です。薬品に強い容器があればそれを使ってください。
こんな時のために、ヨーヨーパッケージは捨てずにとっておくと良いでしょう。パーツクリーナーでも溶けませんでしたよ!


たっぷりとアルコールを垂らして1分くらい漬け込みます。


端っこからピンセットなどで粘着部分のフィルムを剥がしてゆきます。
私はピンセットを使いましたが つまようじ の方がヨーヨーを傷つけないので安全だと思います。



粘着部分がキレイに剥がれました。残った粘着質を綿棒などでキレイに取り除いてください。アルコールが足りなければ注ぎ足してください。
キレイになったら、ティッシュペーパー等でアルコールを拭き取ります。

今回、アルコールでキレイに剥がしましたが、ドライヤーなどで粘着部分を暖めてもキレイに剥がれるかも知れません。
もし同じように粘着部分が残ったらまずドライヤーなどから試してみてください。アルコールは薬品なので体に良くありません。ドライヤーでダメなら換気を良くしてアルコールを使用してください。

新しいブレーキパッドを張る

新しいブレーキパッドを張るのは、非常に簡単ですが、注意があります。この注意を怠ると、すごくフィーリングの悪いヨーヨーができあがります。
その注意事項を書く前に手順通り進みましょう。


新しいブレーキパッドです。
よく見るとスター型の切り込みが入っています。


★この写真は、ポイントの写真です。後で説明しますので覚えていてください。
ピンセットなどで先に内側の不要なスターを取り除きます。
ひとそれぞれ流儀があるでしょうから内側のスターを残されても構いません。


そうして手の油が粘着部分に付かないようにピンセットなどでヨーヨーに貼り付けてください。

超重要な注意事項!!!


写真矢印部分が少しはみ出す場合があります。
この部分がはみ出すと最悪のヨーヨーができあがります。なぜなら、はみ出した部分がトランザクセルやらボールベアリングアクセルやらに接触すると、全く安定しない手に負えないヨーヨーになってしまいます。
この先っぽ、張った後に削るのは結構難しいです。だって、ヨーヨーに傷が入りそうなんです。
そこで、ポイントの写真を思い出してください。ブレーキパッドを張る前に矢印部分を削っておくと安心です。
0.5mm程度削ると良い感じです。カッターナイフで簡単に削れます。
あまり削りすぎるとヨーヨーが戻らなくなりそうなので注意してください。自分のベストセッティングを出すために、あれこれ試してみてください。

忘れていた感覚が戻ってきました

半年以上経ってからプロファイヤーのブレーキパッドを交換しました。
すごく戻りが良くなり、『新品で買った時はこんなに良かったんだ!』と忘れていたフィーリングを取り戻しました。
それから、プロファイヤーを毎日回しています。トランザクセル独特のフィーリングと戻りが良くなったブレーキパッドは、本当に気持ちが良い!ついついプロファイヤーに手が伸びます。
トランザクセルは油が切れると戻りが悪くなると思ってましたが、新品のブレーキパッドに交換すると全く気になりません。試しに脱脂して振ってみますが、あまり気になりません。さすがブレーキパッドです。
ちなみにトランザクセルに油を差さないと金属が激しくこすり合うので黒い金属粉が出てきます。トランザクセルが摩耗しているのでしょう。やっぱり適度に注油した方が長持ちしそうですね。
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