戻らないヨーヨー
ヨーヨーに慣れてくると様々なトリックが出来るようになります。
そうして色々なトリックが出来るようになると、『戻らない』ヨーヨーが扱いやすくなってくるのです。
ヨーヨーを投げるとストリング(ひも)が最も伸びきったところで空回りします。
この空回りを『スリープ』と呼びます。
スリープ状態は、ストリングを『たるませる』事で抜ける事が出来ます。
スリープ中のヨーヨーストリングに、ちょん!と刺激を与えてストリングを『たるませて』やれば、すぐに巻き取りが始まりヨーヨーが手元に戻ってきます。
戻らないヨーヨーとは・・・
スリープ中にストリングをたるませても・・・スリープを続けてしまう。
ストリングをどんなにたるませても、スリープ状態のまま・・・
それが戻らないヨーヨーです。
なぜ『戻らないヨーヨー』が扱いやすいのか?
それは・・・
どんどん練習して上達して複雑なトリックが出来るようになってくると、この『戻り』が邪魔になるのです。
例えば、次の動画
バレルロールと言うトリックです。
スリープ状態のヨーヨーをストリング・トライアングルの中でコロコロと転がすトリックです。
もし従来のヨーヨーを使ってバレルロールをやると、細心の注意が必要です。
トリック中に少しでもストリングがたるんでしまうと、その時点でストリングの巻き取りが始まりヨーヨーが戻ってきてしまいます。
コンッって音がして、ゲンコツで机を叩いた様な感じです。
高性能ヨーヨーになるほど、または、上達すればするほどヨーヨーの回転力が強いです。
ですから、トリック中の不意な『戻り』は、涙が出るほどいたいのです。(>_<)
思い出しただけでも、目頭が熱くなってきますよ・・・(T_T)
そこで先人達は考えました。
つまり、多少ミスっても平気でトリックが続き、プレイヤーが戻したいタイミングだけでヨーヨーが戻ってくる様な都合がよいヨーヨーは無いものか?
そうして考え出されたのが、バインド仕様のヨーヨーとバインドテクニックです。
完全なバインド仕様のヨーヨーは、どんなにストリングがたるんでもヨーヨーが戻ってきません。
しかし、バインドテクニックを使えば、簡単にヨーヨーが戻ってくるのです。
これって、とてもすばらしい事なんです。
戻らないヨーヨーと、バインドテクニック。
これを組み合わせると、とても気持ちの良いトリックが続く!
高性能ヨーヨーなら、いつまでもスリープが続き、本来のポテンシャルを思う存分発揮できる!
それが戻らないヨーヨーの利点なのです。
昔は、ヨーヨーを改造して戻らないヨーヨーを作っていました。
例えばレセス加工がそうです。
フリクションステッカー貼り付け部分を削り込んで簡単にストリングがフリクションステッカーに接触しない様にする加工です。
その他にも、フリクションステッカーを加工して同様に戻らないヨーヨーを作ってみたり、色々な工夫を行ってきました。
そうしてコンケイブベアリングやプーリーベアリング等の改造部品も充実し、今では戻らないヨーヨーを『バインド仕様』と呼んで多くのプレイヤーが楽しんできます。
ヨーヨーを始めたばかりでも、手順さえ守ればバインドは出来てしまうので、もはや上級者だけのテクニックではありません。 なぜならこのページをご覧ください。
だれでも、楽しめる今の主流。それは戻らないヨーヨーだと思います。
このページをご覧になった あなた!
良い機会ですよ。
戻らないヨーヨーを体験してみませんか?
とりあえず簡単にバインド仕様にするには?
ダンカンのバタフライシェイプのヨーヨーをお持ちでしたら、とりあえず簡単にバインド仕様のヨーヨーが作れます!
まずコンケイブベアリングやプーリーベアリングをご用意ください。
そして そのベアリングを脱脂してください。
脱脂の方法が良く分からない場合や、自信がない場合は、初めから脱脂されているプーリーベアリングをご利用ください。
それを元から付いているベアリングと交換します。
それだけで、軽いバインド仕様のヨーヨーに早変わりです!
とても簡単です。
完全なバインド仕様にするには、フリクションステッカーがツルツルに成るまで沢山プレイしてください。
フリクションステッカー表面のゴムが剥げてツルツルになったら、それでほぼ完全なバインド仕様のヨーヨーが完成です。(*^-^*)
オススメヨーヨーは、FH Zeroやスローモンキー等です。
是非おためしください。