ヨーヨーストリングの選び方

どのストリングが一番イイですか？

お客様よりストリング(ひも)について質問されます。
それについて、このページで詳しく説明したいと思います。

ヨーヨー ストリングの材質

ヨーヨーストリングの材質は、基本的には何でも良く、糸があれば簡単にヨーヨーストリングが作れます。
しかし強度の問題から考えると、どれでも良いとは言えません。

なぜなら・・・

弱い材質だとあっと言う間に切れてしまい危険です。

強すぎる素材も、首に巻き付いた事を考えると、危険です。

ある程度の強度を持ち、ある程度の力で『切れる』ストリングがヨーヨーには向いています。

ですから今のところ、次の素材をメインで利用しています。

コットン

コットンは自然素材なので、体と環境に優しいストリングです。
昔からある素材で、柔らかく手になじみます。
ヨーヨーの戻りも良く、パッケージを開けたばかりのヨーヨーにはコットンストリングが多く使われています。

欠点は、汚れやすい事と切れやすい事です。
また湿度の影響を受けやすく、雨の日と晴れた日ではそのフィーリングが少し異なります。

ポリエステル

コットンに変わる化学繊維です。
コットンに比べるとやや硬いのですが、コットンと同様に手になじみます。
滑りが良いのでストリングトリックに適しています。
コットンに比べるとと長持ちします。
化学繊維の特徴として湿度に影響されにくく、雨の日でも晴れた日でも安定したプレイが可能です。

欠点は価格がやや高いところで、性能的な目立った欠点はありません。

ポリアミド

いわゆるナイロンです。
とても硬い化学繊維です。
強度はとても高いので、なかなか切れません。
プロのパフォーマーの様に演技中にストリングが切れてはならない方には特にオススメなストリングです。
ストリングの柔らかさを活かしたトリックは苦手ですが、ストリングが絡みにくいのでウィップ系のトリックは得意です。

欠点は、その硬さです。
初めて使用した時は、その硬さに驚く事でしょう。

ポリアミドの良さが分かるのは、中級者以上のプレイヤーなので 初心者の方は、いくら切れにくいからと言っても選ばない方が無難です。

とにかくプレイ中にストリングが切れる事が許されないプロのパフォーマー等にオススメします。

危険です。
簡単にはストリングが切れないので、首などに巻き付くと危険です！
大人向けのストリングです。
十分ご注意下さい。

ストリングのより方

細い糸を何本か束ねて縒(よ)り、それを２つ折りして更に縒った物がヨーヨーのストリングになります。
２つ折りした部分が輪になるのでヨーヨーを取り付ける事ができます。

材料の糸の種類や束ねる糸の本数により色々な縒り方になります。

３×２縒りとは、２本縒りの糸を３本束ねて縒ったストリングです。
同様に４×２縒りとは、２本縒りの糸を４本束ねて縒ったストリングです。

ストリングは、同じ太さならたくさん束ねた方が丈夫です。
ただし、全く同じ太さの３×２と４×２ストリングがあったなら、４×２の方が丈夫と言う事になりますが、 実際には微妙に太さが異なる事と、ヨーヨーストリング程度の太さなら縒り方の違いはほとんど分からないと思います。

ストリングの太さ

ストリングの太さは、プレイに影響を与える重要な要素です。

ヨーヨーの形状にもよりますが、ストリングは細い方がヨーヨーに強い回転力を与える事が出来ます。

バタフライシェイプのヨーヨーでは、ストリングが巻き付く部分(ギャップ)が広いのでストリングの太さの影響はあまりありません。
インペリアルシェイプやノーマルシェイプでは、ギャップが狭いのでストリングの太さが影響します。

コカコーラとペプシコーラの違いの様に、別々に飲むと分からないが、飲み比べるとハッキリ分かる・・・そんな感じの違いがあります。 ですから、普段プレイするだけなら気にする必要はありません。
競技に出場する場合などは、細いストリングでギリギリの性能アップに努めて下さい。

初心者ですが何を買えばイイですか？

ポリエステル100%のストリングをオススメします。

コットンに比べると丈夫で性質も安定しています。
初めから付いているストリングは多くがコットンなので、ポリエステルストリングと使用感を比べてみてください。

その違いが分かれば、次からの参考になります。
その違いが分からないのであれば、次回からはコットンのストリングで十分です。(^^;

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