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postheadericon トランザクセルメンテナンス

トランザクセルは、固定軸の周りにスリーブを被せた構造になっています。この固定軸とスリーブの間に金属球体を入れたのがボールベアリングアクセルです。
技術的に考えれば、固定軸とボールベアリング軸の中間に位置します。
固定軸の周りにスリーブを被せているので、ヨーヨーがスリープ状態でストリングと軸がこすれません。これはボールベアリング軸と全く同じです。しかし、ボールベアリングに比べると摩擦が大きいので、回した感じも固定軸ヨーヨーとボールベアリング軸ヨーヨーの中間の様です。

このトランザクセルヨーヨーは、メンテナンス次第で天と地ほどの違いが出てきます。
きちんとメンテナンス出来ているトランザクセルヨーヨーは、非常に扱いやすく気持ちよいフィーリングを醸し出します。一方、メンテナンスされていないトランザクセルヨーヨーは、糸の切れた凧状態とでも表現しましょうか・・・。危険なほど言う事を聞きません。(T_T)
いつも最高のフィーリングを出すため、きちんとメンテナンスしましょう!

トランザクセルタイプのヨーヨーは、油が切れると戻りが異様に悪くなります。こうなるとメンテナンスしないと手に負えません。
そして意外と頻繁にメンテナンスが発生します。
ヨーヨーを始めた頃はメンテナンス切れに気付かず、自分の技量の問題だろう!と思いこんで難しいヨーヨーを無意味に回していたものです。(T_T)
変だな?と思ったら、すぐメンテナンスです!

用意する物



パーツクリーナーは有ると楽ちんです。無くても結構です。
キムワイプはケバ立ちや紙粉が無いのでちょっとこだわってみました。実はティッシュで十分です。
最も重要なのが、潤滑油(ダンカンリューブ)です。

作業


まず、ヨーヨーを分解します。
ヨーヨーはボルトとナットで組み付けられているので、くるくる回すと簡単に分解できます。
トランザクセルは、写真の様に3つのパーツから出来ています。ヨーヨーメーカーによっては、上記写真の真ん中にあるスリーブのみの場合もあります。

トランザクセルには、前回塗布した潤滑油がストリングのケバやホコリ等を付着させていますので、コレをキレイに拭き取ってやります。
パーツクリーナーを使うと楽ちんです。パーツクリーナーを吹き付けてやると簡単に汚れが取り除けます。パーツクリーナーはホームセンター等で売っています。
パーツクリーナーを使う場合は出来るだけ屋外で使ってください。注意書きには換気する事と記述されていますが、それは工場等の比較的広い場所の使い方です。自宅の部屋等は広さが全然足りませんので換気だけでは不十分です。部屋の中での使用はできるだけ避けましょう。中毒になるかもしれません。

本当のところは汚れを取らなくても油だけ補充すれば操作性は良くなります。外出時等は注油だけでも構いません。


写真の様に油を塗布してください。
油の種類はダンカンリューブ以外にワセリンやリップクリーム等も利用できます。

それぞれ油の粘度が異なりますので、どんなフィーリングになるか試してみてください。

塗布する量は、お好みに応じて調節してください。
多めに付けると戻りが良くなります。少ないと戻りがそれほどでもありません。たくさん塗布してはみ出した分を拭き取ると言った方もいらっしゃいます。(^^;


分解した時と逆の手順でスリーブを被せてヨーヨーを組み立てると完成です。
スリーブを被せた時に油がはみ出していれば、拭き取ってください。
簡単でした。

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